【暴露】事業家集団環境ではなぜ自己投資をするのか

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事業家集団の自己投資

僕が以前いた「事業家集団」と呼ばれるビジネスコミュニティでは、いきなり自分のビジネスを立ち上げるのではなく、まずは師匠と呼ばれる存在のもとで、その人の事業を手伝いながら学ぶというスタイルが主流でした。

外から見ると、「なぜ自分のビジネスをやらないのか?」と疑問に思う人も多いと思います。でも中にいると、その考え方には一応の筋が通っています。いきなりビジネスモデルを作って勝負するよりも、まずは現場に入り、実際に売上が立っている環境の中で、営業やマーケティング、組織づくりといった経営の基礎体力を身につける方が、結果的に成功確率が上がるという考え方です。

実際、僕自身も最初は右も左もわからない状態だったので、既に形になっている事業の中で動く経験は大きな学びになりました。どんな言葉で提案すると人は動くのか、どういう流れで商品が売れていくのか、数字の見方や改善の仕方など、本や動画では得られないリアルな感覚は確かにあります。

また、このコミュニティでは「まずは自分の力をつけることに投資しよう」という考え方が強くありました。セミナーや講座、環境への参加費など、それなりの金額がかかるケースも多いですが、それをコストではなく自己投資として捉える文化です。短期的なリターンよりも、長期的に稼げる力を身につけることに価値を置いている、という見方もできます。

ただ、この構造はどうしても誤解を生みやすいとも感じていました。

まず一つは、金額の問題です。起業を本気で目指している人にとっては「未来への投資」として納得できる金額でも、一般的な感覚からすると決して安くはありません。特に、まだ明確な成果が出ていない段階でお金を払い続けることに対して、「本当に意味があるのか?」と疑問を持つのは自然なことだと思います。

もう一つは、師匠のビジネスとの関係性です。学びの一環としてその事業を手伝うとはいえ、結果的に師匠側の売上や事業拡大に貢献している構図になることも多く、そこだけを切り取ると「労働力として使われているのではないか」「搾取されているのではないか」と感じる人が出てくるのも無理はありません。

事業家集団の自己投資は搾取なのか?

実際、中にいる人たちは学ばせてもらっているという感覚で動いていることが多いのですが、外から見るとお金を払って働いているように見える。このギャップが、ネガティブな印象につながりやすいのだと思います。

ただ、冷静に考えると、この構造自体は特別なものではないとも言えます。例えば、企業に就職してOJTで仕事を覚えるのも、先輩や上司のもとで実務を通して学ぶという意味では似ていますし、プロの世界でも弟子入りのような形で技術を身につける文化は昔からあります。

また、スタートアップの世界でも、優秀な経営者のもとで働きながら力をつけ、その後に独立するというキャリアは珍しくありません。むしろ、いきなり一人でゼロから立ち上げるよりも、成功している環境に身を置いた方が学習効率が高いというのは、多くの人が実感していることでもあります。

結局のところ、この仕組みが良いか悪いかは一概には言えず、「本人が何を目的にそこにいるのか」と「その環境をどう使うか」による部分が大きいと感じています。

もし楽に稼げるとかすぐに成功できるといった期待で入ると、ギャップに苦しむ可能性は高いです。一方で、本気で力をつけたい、将来的に自分のビジネスをやりたいという意思があり、主体的に学びを取りにいける人にとっては、一定の価値がある環境でもあると思います。

僕自身は、そこにいた時間を通して得たものもあれば、違和感を覚えた部分も正直ありました。ただ、それも含めて一つの経験だったと今は捉えています。

外から見ると極端に良くも悪くも見えがちなこの手のコミュニティですが、実態はもっとグラデーションがあって、人によって感じ方も成果もバラバラです。だからこそ、イメージや評判だけで判断するのではなく、自分の目的や価値観に照らして、冷静に見極めることが大事なんだと思います。

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